男性は魚食べると糖尿病予防に女性は差なし

■男性は魚食べると糖尿病予防に女性は差なし
 魚を多く食べる男性は、あまり食べない男性より、糖尿病になるリスクが3割程度低いとの研究結果を、国立がん研究センターなどのチームが8月17日発表した。アジやイワシ、サンマなど脂が豊富な魚ほどリスクが低下。ただカツオやマグロなど脂が少ない魚での違いはみられず、女性では魚種にかかわらず糖尿病の発症に差はなかった。
 チームの南里明子・国立国際医療研究センター室長は「糖尿病の発症の仕組みが男女で異なるのかもしれない」と話している。
 岩手、秋田など10都府県の45〜74歳の男女約5万人を魚介類の摂取量でグループ分けし、糖尿病の発症を5年間追跡した。
(2011.05.17北海道新聞