有機農業の普及、技術向上を

■道南ネットワーク発足 生産者ら消費者と交流
【函館】渡島、檜山管内で有機栽培や自然農法に取り組む農業者でつくる「道南有機農業ネットワーク」が7月21日発足した。生産者同士や消費者との情報交換の場をつくり、栽培技術の向上や環境保全型農業の普及と定着を図るのが狙い。こうしたネットワークは道南で初めて。
 渡島総合振興局檜山振興局などが呼び掛け、同日、設立会議を函館市内のホテルで開いた。日本農林規格(JAS)の有機栽培や減農薬・減化学肥料の特別栽培などに取り組む生産者21人と消費者が参加した。
 今後、講演会や現地勉強会、消費者との交流をしていく予定で、相談役に選ばれた七飯町の築城正行さん、せたな町の横山一康さんら生産者4人と両振興局が具体的な事業内容を検討する。
 有機栽培については、安全・安心な食を提供するため関心を持つ生産者が増えてきたが、販路確保の難しさなど課題もあり、道南で情報交換できるネットワークづくりを求める声が上がっていた。
 設立会議の基調講演では、学校法人酪農学園の麻田信二理事長が「美しい北海道を守るため環境保全型農業をどう広げるかが重要。おいしい農産物や美しい農村景観は観光資源でもあり、北海道の発展につながる道だ」と語った。
(2011.07.22北海道新聞
北海道の有機農産物野菜農家を代表する築城正行さん!期待しております。
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