道内メガソーラー計画

 ソフトバンクが道内への建設を検討している大規模太陽光発電所(メガソーラー)は、出力500メガワットと世界最大規模の計画で、道内が太陽光発電の一大先進地となる可能性が出てきた。だが自然エネルギー推進には、発電した電気を既存の大手電力会社が全量買い取ることを義務化するなど法整備が不可欠で、実現には曲折も予想される。
 管直人首相が太陽光など再生可能エネルギー導入に意欲をみせている。また、再生可能エネルギーで発電した電力を電力会社が全量買い取る制度を導入する特別措置法案の早期成立を求めた。
■メガソーラー
 出力が1メガワット(千キロワット)を超える大規模な太陽光発電所。
1メガワットのメガソーラーは約300世帯分の電力を供給できる。雨天時などに発電量が減る問題があるが、一度設置すれば化石燃料なしで電力を生み続け、保守管理の手間があまりかからない。カナダや欧州で80メガワット級のメガソーラー導入が進んでいるほか、今後10年では米国で500メガワット級、中国でも2千メガワット級の施設建設が計画されている。