釧路沖のクジラ 放射性物質検出

■釧路沖のクジラ また放射性物質検出
【釧路】全国の捕鯨業者でつくる地域捕鯨推進協会は6月8日、釧路沖の調査捕鯨で水揚げしたミンククジラの肉から、微量の放射性セシウムが検出されたと発表した。セシウム134が1キロ当たり9・3ベクレル、セシウム137が同15ベクレルで、国の暫定基準値(同500ベクレル)は大幅に下回っている。放射性ヨウ素は不検出だった。クジラは2日に釧路港の半径90キロ以内の海域で捕獲。検査は毎週行っており、これまで4回のうち、5月15日に水揚げしたクジラからも微量のセシウムが検出されている。
(2011.06.09北海道新聞