木村俊昭氏「自然エネルギー推進を」

道知事選の木村俊昭氏候補に聞く
■選挙戦で原発のあり方が争点になっているが
 福島第一原発の事故で、国の原子力政策が見直される思いますが、国の動きを待つだけでなく、原発に頼らない自然エネルギーへの転換や、北海道の原子力防災計画の見直しに取り組む。
■支持組織の中には、「脱原発」に慎重意見もあるが
 北海道は2000年、脱原発の視点で自然エネルギーの利用拡大を条例で定めており、方向性は(支持組織にも)理解いただけると思います。むしろ道がこの8年間、この条例の推進にほとんど取り組んでこなかったことが問題。道内で5・5%にすぎない自然エネルギーの割合を中長期的に30%に引き上げる計画を策定し、道独自の助成制度も整備する。自然エネルギー大国として関連産業の振興を図り、雇用も生み出す。
■「自然エネルギーの王国に」福島氏、札幌で脱原発訴え
 社民党福島瑞穂党首は4月7日、札幌市内で街頭演説し、福島第一原発の事故に関して、「もし(北電)泊原発で事故が起きれば、北海道の自然や安心安全な食べ物に甚大な被害が出る」と述べ「脱原発」に取り組む必要性を訴えた。
 福島氏は「北海道は自然が豊か。太陽光や風力など自然エネルギーの王国ができると確信している」と強調した。
(2011.04.08北海道新聞より一部抜粋)