原発建設、一時停止を

■東日本大震災被害者数(2011.03.26現在)
死亡１０１０２人
行方不明１７０５３人
■米国は新たな原子炉建設の一時停止を望む
　米シンクタンクのシビル・ソサイエティ協会は３月２２日米国民の５割以上が新たな原子炉建設の一時停止を望んでいるとの世論調査結果を発表した。福島第一原発事故を受けて、米国で原発の安全性への不信感が高まっていることを示した。
　調査では、福島第一原発事故のニュースを見続けている人が９２％に上がり、関心の高さをうかがわせた。
米政府が債務保証による原発建設計画を推進していることに対しては、５３％が一時停止を求めた。さらに７４％が原子力から風力や太陽光への計画変更を支持している。
　米国には、原発が炉心溶融などを起こした際、放射能除去などのコストを国が補償する法律があるが、米議会が原発企業に負担を求める方向で見直しを進めている。調査では７３％がこの米議会の動きを支持した。
　調査は１５、１６日１８歳以上の米国民８１４人に電話で行った。
（2011.3.24北海道新聞より抜粋）