中国の富裕層向けに農業や食を紹介

【帯広】中国の大手雑誌社が発行する旅行月刊誌「時尚旅游」は、10月号で帯広・十勝の農業や「食」などをテーマに特集を組んだ。
 同誌の発行部数は65万部で、中国国内の富裕層などに向け、世界各国の観光情報などを掲載。10月号は256ページで、7月下旬に管内で行った取材に基づき、帯広・十勝分にカラー18ページを割いた。
 「北海道・一生おいしいものが食べられる所」と銘打ち、十勝を「健康、幸福、安全、安心」のキーワードとともに紹介。畑作や酪農が盛んなこと、六花亭や柳月などのスイーツを写真入りで伝え、「自然に癒やされる地域」であることを強調している。
 市内の観光農園・紫竹ガーデンや北の屋台、幸福駅をはじめ、十勝川温泉など管内の観光地について、問い合わせ先を含め紹介。そば打ち作業の様子や天ぷら、イクラ丼などの写真も載っている。
 雑誌掲載を機に企画準備中のツアーは、温泉やスキーを体験する内容。特に中国側は、冬のイベント「しかりべつ湖コタン」でお目見えする氷上露天風呂温泉への関心が高いという。
(2010.10.30北海道新聞より一部抜粋)