函館の和光ビルで野菜販売の実験店

函館の和光ビルで「夢八」9月4日から店を再開
 店は昨年末設立の人材育成会社北海道ラボラトリー(函館)が8月21日から11日間、和光ビル側の要請で地元大学生と試験的に営業。農家15軒と提携し、トウキビやトマトなど25種類の野菜を売った。
 農家から聞いたこだわりを紹介するなど対面販売の良さを発揮し、1日平均100人以上が利用する繁盛ぶり。国分晋吾社長(28)ら店を運営する5人全員が20代以下という若さも生き、常連客が増えたことから、営業継続のめどが立った。
 今後はジュースや味噌、漬け物なども販売するほか、ゆでトウキビや野菜スープなど飲食コーナーの開設も検討する。11月末まで営業しながら、野菜の収穫が減少する冬に営業する仕組みを考える。国分社長は「日本にない八百屋にしたい」と話す。
 和光ビルを運営するNAアーバンデベロップメント(函館)は「野菜だけでなく、昔ながらの会話が良かった。反響はかなりある」と期待。今月中に店舗歩道側のガラスを撤去し、出入り口を設置する。
(2010.9.3北海道新聞の夕刊より一部抜粋)