函館和光ビル1階に青果店

◎JR函館駅前の和光ビルの1階店内の一等地に地元産を専門に扱う青果店を試験的に出店する。8月21日から8月末まで営業し、好評なら継続を検討する。
 青果店は「八百屋 夢八」。地元農家の支援活動を続ける人材育成会社、北海道ラボラトリー(函館)が運営する店で、施設内での野菜販売を検討していた和光ビルが誘致した。百貨店の棒二森屋と向かい合う約90平方メートルを提供。函館駅寄りの「一等地」で、ショーウインドウもある。
 これまで1階は主に婦人服を売る場所で、食料品は扱っていなかった。しかし、7月1日に5階に開設された子供の遊び場「大門キッズスタジアム」が人気で、平日でも予想の1・5倍に当たる一日150人前後が来場。和光ビルを管理するNAアーバンデベロップメント(函館)は「若い親が多く、野菜の需要もある」と判断し、出店を決めた。
 一方、夢八を運営する北海道ラボラトリーは今年、地元大学生と一緒に野菜即売会などを開いており、店舗運営も大学生とともに挑む。営業の結果をもとに、9月以降の運営を決める。
(2010.08.14北海道新聞より一部抜粋)