野菜価格7品目すべて平年上回る

野菜価格7品目すべて平年上回る 農水省調査
 農林水産省が4月27日発表した野菜小売価格(全国平均)の調査結果によると、4月19〜23日はキャベツが1キロ当たり275円で平年に比べ43%高、レタスが553円で40%高などと、調査した7品目すべてで平年を上回った。
 うち5品目は前回調査(12〜16日)を上回り、高止まりの傾向が続いているが、農水省は「一部で霜害があるが、収穫遅れ以外に大きな被害はない」と指摘。天候が回復すれば収穫作業が進み、価格は落ち着くとみている。
 ほかの野菜はネギが28%高、キュウリが23%高、ナスが25%高、トマトが15%高、ジャガイモが32%高だった。前回調査との比較では、キャベツが19%高となったほか、ジャガイモやネギなども9〜2%高い。一方、レタスは3%安。トマトは変わらなかった。
 調査は、日照不足や低温など天候不順で野菜が値上がりしていることを受け12日の週の分から始め、価格が安定するまで実施。スーパーなど全国の470店を対象にしている。結果は火曜日に農水省のホームページで公表する。平年価格は過去5年の平均(ナスは3年)。
(2010.04.27 北海道新聞より一部抜粋)