輸入野菜の実態を知ってほしい

◎「残留農薬や栄養価減の輸入野菜の実態を知って」函館で食の安全講演会
 食の安全について考える講演会が22日、函館市民会館で開かれ、輸入野菜の残留問題に詳しい農民連食品分析センター(東京)の八田純人主任研究員が「あなたの食卓の裏側をのぞいてみませんか」と題し講演された。
 函館市と市子育て支援ネットワークの主催。
 八田氏は輸入野菜について、長期間の輸送で栄養価が減少していることや、法律の違いから収穫後に農薬が使用されているものがあることを指摘。「輸入のジャガイモや玉ねぎは、スーパーに並ばなくとも外食産業で使われている」と話した。
国内で泥を付け直した輸入ゴボウが販売されていることも紹介し「おかしな商品も買う人がいるからなくならない」と消費者が賢くなる必要性を訴えた。
 市販のおにぎりを水に漬けると、成分表示にはない油が出てくる実験や、水で薄めたオレンジジュースにクエン酸と砂糖を入れると市販の果汁20%のオレンジジュースができる実験を披露した。
(2010.2.26北海道新聞夕刊より一部抜粋)
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