貧血は食べて予防しょう!

貧血とは
 貧血とは血液中の赤血球やヘモグロビンが減少した状態をいいます。貧血の中でも最も多く、女性の10人に1人にみられるといわれるのが、「鉄欠乏性貧血」です。全身に酸素を運ぶ役割を果たしているヘモグロビンの成分である「鉄」が不足して起こります。
 疲れやすい、動悸、息切れ、頭が重い、顔色が悪い、歯茎が白っぽいなどの一般的な貧血の症状のほかに、塩辛いものが舌にしみる、口内炎(とくに口角炎)がよくできる、爪がもろくなって反り返るなどの「鉄欠乏性貧血」特有の症状が表れます。症状の表れ方は人によって異なり、また、徐々に進行するため、体が慣れてしまい、気づかないことがよくあります。
 鉄不足になる理由として、偏った食事以外に胃潰瘍、痔、月経過多、子宮筋腫などによる出血が考えられます。
食事で鉄分を補給
 偏食や欠食、無理なダイエットは鉄不足を招きます。1日3回、バランスのよい食事を心がけましょう。妊娠・授乳中や成長期の女性、激しいスポーツをする方は特に鉄分が失われやすいので、意識して鉄分を摂取しましょう。
2種類の鉄分と、鉄分の吸収を高めるビタミンCをあわせてとるのが効果的です
{動物性食品に多く含まれるヘム鉄(レバー、赤身の魚、赤身の肉など)}+{植物性食品に多く含まれる非ヘム鉄(小松菜、ホウレンソウ、大豆、ひじき、赤ビーツ(ビートルート)など)}+{ビタミンC(ブロッコリー、キウイ、いちごなど)}
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