高齢者の病

持病は高血圧が最多
 札医大医学部の森満教授(公衆衛生学)は「厚生労働省の2005年の患者調査でも、年齢が高くなるほど、確かに医療機関を受診する患者の割合は増えている」と説明している。 推計だが65歳以上の8人に1人が外来に通院、27人に1人が入院している計算になる。
 では、高齢者は何の病気で通院や入院しているのか。同調査によると、外来では1:高血圧性疾患 2:脊柱障害 3:関節症 4:糖尿病
入院では1:脳血管疾患 2:がん 3:神経系疾患 4:骨折の順に多い。
65歳以上の人が亡くなる原因(死因)は、同省の人口動態統計(06年)で多い順に1:がん 2:心疾患 3:脳血管疾患 4:肺炎。このうち上位三つで約六割を占めている。
 一方、同省の国民生活基礎調査(04年)では、65歳以上(入院者を除く)の二人に一人が、病気や怪我で何らかの自覚症状を抱えているという。
 北海道新聞と札医大が昨年65歳以上の860人から回答を得た道民調査でも、実に82%が病気や障害を抱えていた。具体的には1:高血圧 2:目の病気 3:関節障害 4:心臓病 5:糖尿病の順に多かった。
 だが、同じ世代でものお年寄りでも元気な人もいる。森教授は、年を取っても健康を保つキーワードとして「体の機能を落とさない【運動】、年齢に合った【食生活】、【趣味】を持つ」の三つを挙げている。
北海道新聞2007.11.30より一部抜粋)
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