新米をおいしく食べるには

お米は2週間で消費できる量を購入し、プラスチック容器で密封保管しましょう。
新米の季節だがおいしく食べるには重要なのが精米や保管方法。
 第一に勧めたいのが精米機を備えている米穀店での購入。対面販売なので家族構成や消費量に応じた米の買い方なども相談できます。
 米穀店が近くにない場合、米袋に表示されているFマークが手がかりになります。大手精米業者や食品会社によって構成する社団法人日本精米工業会(東京)が出している品質保証マーク。原料や製品の品質をはじめ工場や設備の安全性、記録の管理など10項目の基準をクリアしたことを示す。
 精米後の米は時間経過とともに徐々に味が落ちるため、2週間で食べきる量を購入するサイクルを繰り返せば、いつもおいしいご飯が楽しめる。1人か2人世帯では2キロ、両親に子どもが1〜2人の場合には5キロを目安にするとよい。
 保管方法も重要です。米びつの内側にぬかが付いたままだと虫やカビが発生しやすい。半透明のふた付きプラシチック容器に入れておくと、容器の汚れに気がつきやすいです。また、冬場は米も乾燥しがちになるので密封することを忘れないようにしましょう。
 今年の米は夏の気温が高くなかったため、粒がやせていてぬかの層が平年より厚い。そこでおいしく炊きあげるには、米の粒が割れないようにやさしく洗い、ぬか分をおとすため1〜2回多めに洗うことがポイントです。
(2009.10.25北海道新聞より抜粋)