新規就農者減少

◎新規就農者18%減 2008年 「雇用」と「参入」は増加
 農林水産省は13日、2008年の新規就農者は前年比18・3%減の6万人と発表した。2年連続の減少で、減少幅は2007年(同9・3%減)を大きく上回った。
 現行の調査方式は2006年から。就農形態別では、実家を継ぐなどして就農した自営農業就農者が22・9%減の4万9640人と大幅に落ち込んだ。一方、農業生産法人などで働く雇用就農者が15・2%増の8400人、土地や資金を独自に調達した新規参入者が12・0%増の1960人と堅調だった。
 北海道によると、2008年の道内の新規就農者は前年比7・8%減の599人で2年連続の減少。家業を継いだ新規学卒就農者が276人(7・4%減)、他産業に従事した後に就農したUターンが257人(2・7%減)、新規参入者が66人(25%減)だった。
(2009.08.14北海道新聞より一部抜粋)