食料自給率の低い日本

食料自給率の低い日本が弁当、600億円分ごみに
コンビニエンスストアのセブンーイレブン・ジャパンが、加盟している店に対して、消費期限のせまったおにぎりや弁当を値引きして売らないように制限していたのは問題があるとして、公正取引委員会はセブンーイレブンに、そのようなことをやめるように命令しました。
 値引きして安売りすると、いつも新鮮な商品を売っているというイメージがこわれてしまうというのが、セブンーイレブンの言い分で、立場の弱い加盟店は仕方なく、弁当を捨ててしまっていたそうです。
 セブンーイレブンでは消費期限の2時間前に、食品を売り場から取り去っていたのですが、公正取引委員会が調べたところ1箇所の店で捨てられている食品は、平均で年間530万円分にもなるそうです。セブンーイレブンは全国に約11200店あるので、単純計算すると600億円近い弁当やパンが、ごみになって捨てられていたことになります。
 なんとまあ、もったいない話ではありませんか。世界では10億人の人が、食べるものはなくて困っています。食料自給率が低い日本なのに、一体どうゆうことなのでしょう。
コンビニは確かに便利です。でもその後ろでいろんなことが起きているようですね。コンビニで買い物をするときは、チョット手を止めて考えてみましょう。
北海道新聞2009.7.11夕刊フムフムより一部抜粋)