ハーブの効用

 ハーブは、さまざまな方法で精神の緊張緩和と同時に、神経系を刺激し高揚させるはたらきをします。すなわちリラックスすることは気分を一新することに通じます。この効用を得るのに一番手軽なのがハーブ湯です。ハーブの製油が熱で溶け出し、皮膚を通じて直接に血液の流れに入り作用するからです。また、料理用のハーブやスパイスは食欲を刺激し消化を助けたり、食物の保存に役立ちます。
 化粧品としても、ハーブは、洗う、整える、栄養を与えるなどの総合的な基礎手入れに用いられていたりします。さらに、口の中の清浄効果と消毒作用の特質をもつハーブにはセイジ、ペパーミント、パセリなど数多くありますが、パセリをかむと玉ねぎやニンニク、アルコールの匂いがきえます。その他、ハーブを使用したシャンプー、ハーブポプリ、ハーブ茶など数えきれないほど、ハーブは日常生活に取り入れられているのです。
(「くらしの中の健康づくり」より一部引用)