フラクトオリゴ糖とは

◎砂糖のとり過ぎは、肥満や生活習慣病の一因になるともいわれています。ラクオリゴ糖は、砂糖に代わる甘味料の一つです。
 フラクオリゴ糖は、アスパラガス、玉ねぎ、ヤーコンなどの野菜類をはじめ自然界に広く分布しています。市販されているものは、蔗糖(ショ糖)(砂糖の主成分)に微生物を作用させて作られたもので、甘さは砂糖の30〜60%程度で、甘さの質や食品の加工に使用するときの特性も砂糖によく似ています。
 フラクオリゴ糖は、エネルギーになりにくい低カロリーの甘味料として用いられています。また、腸内でビフィズス菌の生産を促進し、大腸菌など腐敗菌の増殖を抑える整腸作用があります。
 そして、虫歯の原因菌であるミュータンスの栄養源とはなりません。このため、歯垢を抑制することから虫歯の予防効果が認められています。
 しかし、低エネルギーでビフィズス菌の増殖や虫歯予防に効果的なフラクオリゴ糖ですが、消化されにくい糖質であるため、大量に摂取すると下痢することがあります。
 利用範囲は広く、食卓用甘味料、クッキー、ゼリー、乳製品、キャンディーなど、多種類の加工食品に使われております。
(「くらしの中の健康づくり」より一部抜粋)
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