植物の無機養分

 植物が生育するためには光合成に必要な太陽光、二酸化炭素、水の他に窒素、リン、カリウムをはじめ合計14種の元素(無機養分)が必要です。これらすべての元素が土の中に適当な量と割合で含まれていれば、植物は大きく生育できます。しかしこれらの量が少なかったり、割合が不適当だったりする無機養分ストレスがあると、生育が制限され、極端な場合は生育できなくなります。
 植物は、土中の根を無機養分のあるところまで伸ばす、あるいは根から有機酸などを放出して土の無機養分を利用できる形にするなどの方法で、無機養分ストレスに対処しています。農地では収穫物の形で無機養分が土から取り去られるため、肥料として無機養分を土に補給しなければ高い収穫は望めません。
(日本植物生理学会より一部抜粋)
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