糖尿病から眼を守る(3/3)

◎糖尿病網膜症になると失明するか。
糖尿病網膜症になったからといって、すぐに失明するわけではありません。
糖尿病網膜症は、網膜の状態などから進行の段階が3つに分けられます。単純網膜症から増殖前網膜症の段階ではほとんど自覚症状がないため、初期の段階で患者さん自身が眼の異常に気がつくことは困難です。このため、眼科で定期的な検査を受けることが大切です。
◎糖尿病網膜症で失明する人って、どのくらいいるか。
糖尿病網膜症で視覚障害者になる人は、年間3000人にのぼるといわれています。日本国内で、失明を含めた視覚障害の原因としてもっとも多いのは、糖尿病網膜症です。
生まれたときや小さいときに失明してしまった人は、視覚以外の情報を活用して生活する方法を身につけています。しかし、糖尿病網膜症のように人生の途中で失明してしまう中途失明は、肉体的にも、精神的にも状況を受け入れることが難しく、日常生活の質が極端に損なわれることになります。
○下記は糖尿病の視覚障害の原因です。
糖尿病網膜症:17.8%
緑内障:12.8%
白内障:12.8%
網膜色素変性症:12.1%
高度近視:9.3%
その他:35.9%
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