函館など9月の少雨記録的

◎9月の少雨記録的 函館など過去最低。
 9月の道内は記録的少雨で、札幌、函館、室蘭各市の降水量(速報値)は統計開始以来、9月としては最少だったことが1日、日本気象協会道支社の調べで分かった。
 道内22観測地点の降水量はいずれも平年を下回った。最少は室蘭の19ミリ、次いで苫小牧の30ミリ、札幌が30.5ミリ、函館32.5ミリ。室蘭は1923年(大正12年)、札幌は1876年(明治9年)、函館は1873年の統計開始以来最少で、苫小牧も2番目に少なかった。4地点の降水量は平年の1−2割。
 日照時間も長かった。最長は網走市の219.7時間、室蘭の204.2時間、網走管内雄武町の204.1時間。網走の日照時間は過去2番目で、平年より3割も長かった。
 少雨の原因について、同支社は「9月上−中旬に道内が高気圧に覆われた上、台風が上陸せず、秋雨前線の影響を受けなかったためでないか」と分析している。
北海道新聞より抜粋)