「三平汁」レシピ

◎三平汁は、塩鮭と大根、人参、ジャガイモなどの根菜類を煮合せた栄養たっぷりの汁物で、魚から出る旨味を利用する料理です。ニシン魚場から発祥した料理で、現在のような塩漬けの魚を使うようになったのは明治後期といわれております。
 産卵のために秋になると川に戻ってくる鮭を「アキアジ」、晩春に獲れる鮭を「時知らず」といいます。北海道中央部では鮭を使った塩汁を三平汁といいますが、北海道の日本海沿岸では糠ニシンを入れたものをいい、北海道北部では鱈を入れたものをこう呼びます。三平汁ほど地域差が見られる郷土料理も珍しいと言われております。
★【三平汁の材料】1人分
塩鮭/25g ジャガイモ/30g だいこん/15g 人参/10g 長ねぎ/20g こんにゃく/20g しいたけ/10g 昆布だし/200ml 酒/大さじ1/2 しょう油/適量
【三平汁の作り方】
1:一口大にちぎったこんにゃくを下ゆでします。
2:だいこんは半月切り、人参は輪切り、ジャガイモは乱切りにします。
3:しいたけは四つ切りにし、長ねぎは斜め切りにします。
4:昆布だしで1と2を煮立て、アクをとります。
5:3と塩鮭を加え、柔らかくなるまで煮込み、酒としょう油で調味します。