トラピスト修道院

◎静かにたたずむトラピスト修道院
 北海道函館市から西方へ約30Km(JR渡島当別駅から徒歩約25分)、小高い丘へ続く道を登ると、まっすぐ続くポプラと杉の並木道。その先に大きなとんがり屋根が美しいトラピスト修道院がある。
 1896年(明治29年)11月21日、フランスの修道士が建てた日本初の男子修道院で、「灯台の聖母修道院」と命名された。
 高い塀に囲まれた中で祈りと労働に徹し、自給自足の生活を営んでいます。昭和10年この修道院は大修道院に昇格しました。
 童話の作詞者として知られる三木露風大正9年トラピスト修道院の講師としてこの地に4年間滞在し、「赤とんぼ」や「野ばら」の歌をこの地で書きました。修道院下の小公園には、三木露風の詩碑が建っております。
 また、修道院の敷地内には製酪工場、牛舎、牧草地、果樹園などがあり、ここで作られる発酵バターを使ったクッキーは珍しく、北海道のお土産として全国的にも有名です。