黒千石大豆で免疫力アップ

「黒千石大豆」に免疫バランス調整機能があることが判明。
 北海道道産黒大豆「黒千石(くろせんごく)」に、免疫バランスを調整する機能があることを北大などの研究チームが発見し22日、札幌市内で開いたシンポジウムで発表した。
 北海道大学遺伝子病制御研究所(札幌)の西村孝司教授と、東京の食品開発コンサルタント「パイコーポレーション」との共同研究で判明した。
 西村教授によると、大豆や小豆など計七種類を分析した結果、リンパ球を刺激してがんへの免疫力を高めたり、アレルギー症状を抑えたりする「インターフェロンγ(ガンマ)」を生み出すよう促す物質が、黒千石にだけ存在することが分かった。
 物質の特定や、健康効果の実証は今後の課題だが、西村教授は「北海道ブランドの農産物に科学的な付加価値がつく可能性がある」と、話している。
 黒千石は1970年代以降、道内で生産されなくなったが、栄養の高さが注目され、2005年に栽培が復活。空知管内北竜町や桧山管内乙部町で年間約500トンが生産されている。
(2008.06.23日 北海道新聞一部抜粋)
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