北海道じゃがいも日光浴

◎北海道十勝管内でじゃがいもの日光浴が始まる。
 植え付け前のじゃがいもの種いもの「日光浴」が、十勝管内の農家で一斉に始まった。種いもを詰めたプラスチックのコンテナケースが農家の敷地にずらりと並ぶ、十勝の春の風物詩だ。
 薬をかけて消毒した種いもに太陽の光をたっぷり当て、強く丈夫な芽を育てる「浴光催芽(よっこうさいが)」と呼ばれる作業で、同管内音更町の農場では4月6日に始まった。農協から運び込まれた加工用のトヨシロと男爵の種いもを詰めた約800箱を、倉庫前に並べた。
 今年は雪解けが早く、作業は例年より一週間ほど早いという。
 青空が広がった7日、帯広では今年最高の18.2度の暖かさになったが、朝晩は氷点下2度と冷え込む。寒さに弱い種イモのために夜はビニールをかけ、日中は均等に太陽光が当たるよう上下の箱を入れ替えるなど気を使う。発芽後は切り分けて、4月20日ごろから畑に植え付ける。
(2008.4.8北海道新聞夕刊より一部抜粋)
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