遺伝子組換え大豆とは

◎遺伝子組換え大豆とは
 遺伝子組換えの技術を使い、従来の品種改良では作り出すことが難しかった性質をもたせた大豆の品種を指します。
例えば大豆を栽培する上で除草剤に強いなど、有用と思われる性質や、加工食品市場で付加価値がありそうな性質をもつ生物の遺伝子の一部を切り取ります。
目的の遺伝子が組み込まれたことを確認する遺伝子(マーカー遺伝子)と一緒に大豆の細胞の遺伝子に組み込んで、目的の性質が現れるものを選抜し、新たな品種とします。
遺伝子組換えの作物については、長期間の摂取による健康への心配や、環境への影響があるのではという不安の声もあり、推進する立場の人たちとの間で論争が続いており、決着はついておりません。
(ぴあっと 1月号 2008VOL.108より抜粋)