函館山登山

◎冬の函館山で自然に触れよう!
冬の函館山の楽しみ方
しんしんと降る雪の道、杉木立ちの中はまるで墨絵のような世界です。ギャーギャーというミヤマカケスの声に驚かされ、丸々と太った冬毛のキタキツネに出会えるかも知れません。旧登山道を登り、たどり着いたつつじ山駐車場から見える対岸の山々、雪化粧をした秀峰駒ケ岳は一際目立ちます。冬は植物が少なくなりますが、キタコブシのように、春に花咲く準備を始めている様子を伺うことができます。
○登る前に函館山の情報を確かめよう!
函館山ふれあいセンター】
函館山に生息する動植物に関する写真や資料が展示されている施設。また、函館山を案内してくれるボランティアガイドもいるほか、当日の天候や雪の状態などにもこたえてくれるので、気軽に問合せてみましょう。TEL&FAX:0138-22-6799
○冬のおすすめ登山コース!
10コース(道々含む)ある登山道は、組み合わせにより何十通りもの楽しみ方ができます。今回はその中でも一番ポピラーな旧登山道、野趣あふれる七曲がりコース、頂上からの撮影がおすすめの入江山コースをご案内します。
★旧登山道コース:5合目まで約1.02Kmで所要時間は約60分
ふれあいセンターの脇からスタートします。比較的なだらかな初心者向けのコースです。4合目付近にある野鳥観測小屋では、小窓から野鳥を観察することができます。万が一、天候が悪化したら、ここに一時避難しましょう。
★七曲がりコース:約0.99Kmで所要時間は約60分
立待岬から8分ほど歩いたところからスタートします。うねうねとした道が続く上級者向けのコース。七曲がりといいながら実際は30近くのカーブがあり、体力作りなどを目的とした方が多いです。道幅は狭いので、初めての場合は、一人では行かないようにしましょう。
★入江山コース:約0.23Kmで所要時間は約20分
つつじ山駐車場から千畳敷に向かうと、右手に入江山コースの入口が見えてきます。ここの魅力は、なんといっても、入江山の頂上にある観測所跡から見える風景。天気が良ければ、右手には汐首灯台、左手には北斗市方向の丸山を見ることができます。