日本人の寿命

長寿 男性長野、女性は沖縄 道内男性33位、女性25位 2005年調査
 平均寿命が最も長い都道府県は、男性が長野県の79.84歳、女性は沖縄県の86.88歳だったことが、厚生労働省が17日発表した「2005年都道府県別生命表」で分かった。北海道は、男性78.30歳(全国33位)、女性85.78歳(同25位)だった。
 都道府県別生命表は1965年以降、国勢調査等を基に5年に一度作られており今回が9回目。
 全国平均は男性78.79歳、女性85.75歳で、前回調査より、それぞれ1.08歳、1.13歳延びた。道内は男性0.74歳、女性0.94歳延びたが、順位は28位、18位からそれぞれ落とした。
 平均寿命の上位は、男性が90年からトップの長野に続き滋賀、神奈川。女性は本土復帰後初の75年調査から沖縄が最長で次いで島根、熊本。
 最低は男女ともに青森(男性76.27歳、女性84.80歳)だった。青森は男性が75年以降、女性が2000年以降最低。青森に次ぐ下位は男性が秋田、岩手、女性が栃木、秋田だった。
 特定の原因により死亡する確率は、北海道は男性が、悪性新生物(がん)31.6%、心疾患14.9%、脳血管疾患11.2%の順。女性は、がん22.4%、心疾患20.3%、脳血管疾患13.8%の順だった。
 道健康推進課は「順位は落ちたが全国平均との差は大きくなく問題視していない。ただ、地域でのがんの診療、治療の拠点となる病院整備への支援や健診受診の呼びかけなど、三大疾患の対策を進めたい」としている。
北海道新聞より一部抜粋)