北海道ヤーコンでチーズケーキ開発

健康スイーツ市場に新風 北海道産の味 整腸効果も
 世の中の健康志向とスイーツ人気の双方の需要を取り込もうと、バイオベンチャーの北海道バイオインダストリー(札幌)が、食べながら健康を整える健康スイーツの販売に乗り出した。第一弾として豆腐製造の豆太(札幌)や北星学園大と共同で、整腸効果などがあるとされる植物性乳酸菌やヤーコンを使ったチーズケーキを開発。
 チーズケーキの商品名はアイヌ語で「自然から恵まれた食料」を意味する「HA−RU(ハル)」。豆太が道立食品加工研究センター開発の植物性乳酸菌「ホッカイドウ株」を使って作った発酵豆乳、北海道バイオインダストリーが札幌の自社農場で無農薬栽培した健康野菜のヤーコン、フランス産チーズなどを原材料に使用。商品名やパッケージの企画などに北星学園大経済学部の鈴木克典教授のゼミ生らも参加した。
 北海道産サワークリームの酸味も加わったチーズケーキとしての濃厚な味わいを楽しめるだけでなく、ヤーコンに含まれているフラクオリゴ糖や植物性乳酸菌には整腸や血糖値安定、肌の改善などの効果があるという。価格は一口サイズ5個入りで1260円。
 10月から自社の通信販売のほか、丸井今井札幌本店の道産品セレクトショップ「きたキッチン」やJR札幌駅の北海道どさんこプラザ札幌店、新千歳空港の一部売店で発売。来年には首都圏などでの販売も計画しており、初年度2億5千万円の売り上げを見込む。
北海道新聞2007.11.21一部抜粋)
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