函館市民雪が重たくて大変

◎市民ら雪かきに大忙し…交通機関で欠航相次ぐ
 真冬並みの寒気が入り込んだ影響で、道南地方は18日夜から19日にかけ、今シーズン初の本格的な降雪に見舞われ、各地で住民や道路管理者が除雪作業に追われたほか、空の便やフェリーなどの交通機関に欠航が相次いだ。

 市道の除雪を担当する市土木部維持課(赤川1)は、例年12月から稼働させているロードヒーティングを17日から前倒しで実施。19日は除雪車は出動させず、融雪剤の散布で対応した。先週末から冷え込みが予想されたため、同課は「今後も天気の状況を見ながら除雪車の出動も含め対応したい」と話している。

 函館開発建設部は19日未明から、今季初めて除雪車を出動させ、国道5号(函館新道)や国道227号など管内4路線の除雪に当たった。北斗市矢不来の国道228号では同日午前7時50分ごろ、スリップした乗用車が対向車線にはみ出し、ダンプカーと正面衝突する事故があり、一時通行止めとなった。

 東日本海フェリー江差奥尻間の2往復全4便が欠航。東日本フェリーは函館―青森間の高速船「ナッチャンRera(レラ)」も一部の便で出入港が30分前後遅れたほか、20日午前7時10分大間発函館行きと、その折り返し便の欠航も決まった。

 空の便は、函館空港の除雪作業のため、全日空(ANA)の函館―丘珠線の往復2便が欠航。このほか除雪のため滑走路が一時閉鎖となり、最大で同空港の発着便に約2時間半の遅れが出た。
函館新聞2007.11.20一部抜粋)