どさんこワイドの星澤幸子先生が講演

◎恒例の健康セミナーが開催されたので講演の内容を一部紹介します。
代々その土地に伝わる食べ物は、その土地の気候、住んでいる人たちの体質に合ったものです。日本人は、米を主食とし、四方を海で囲まれている環境から,魚を捕り、味噌や醤油、納豆、漬物などの発酵食品を食してきました。日本人にとっての健康食は「ご飯、味噌汁、漬物などの発酵食品と少々の魚介類」ということがわかります。
私がお薦めするのは、野菜・根菜類を水炊きしたスープをたくさん作って、冷蔵庫に保存しておくことです。3〜4日はもちますから、そのスープをベースにして具沢山の味噌汁を作ると良いのです。毎回作る手間も省けるし、栄養価もバッチリですよ。季節の野菜と果物をベースにした毎朝一杯の健康ジュースもお薦めです。
 現在日本の食糧自給率は40%をきっています。半分以上を外国から輸入している、ということになりますね。これは世界で140番目という自給率レベルです。今、中国やインドといった人口の多い国が食糧輸入国になってしまいました。これから益々、食べ物を調達することが難しい時代になってくるでしょう。そういった中にあって、北海道は食糧自給率201%を誇っています。かんきつ類以外は、ほとんど何でも摂れる。これは本当に凄いことなんです。世界中探してもこんなに素晴らしい所はありません。四季を楽しむことのできる日本、その中でも豊かな大地に恵まれた北海道で暮らしていける事の幸せをもっと感じてほしいと思います。
(2007.1.23健康セミナー札幌テレビ放送どさんこワイド」クッキングキャスター星澤幸子先生が講演)