ごぼう料理 栄養 成分

ごぼうの栄養成分と料理方法について
ごぼうの食物繊維の力は強い
ごぼうの食物繊維は、白米や肉の20倍もの水分を含んでふくらむので、便秘解消にはうってつけ。さらに、体内でがんを産出させる有毒物質も吸着する。そして吸着したものは決して放さず排出すると報告されております。つまり、強力な抗がん作用で、とくに大腸がんを予防します。
また、コレステロールを低下させ、糖尿病、高血圧、動脈硬化などの循環器系疾患にも有効。さらに、腸内で善玉菌を増加させるなど、一般的に食物繊維の有効とされる効果も、もちろんもっている。
ごぼうの栄養成分
カリウム/320mg:塩のとりすぎによる高血圧を予防します。
亜鉛/0.8mg:野菜のなかでは比較的多い。味覚を正常に保つ。
○カルシウム/46mg:骨そしょう症を予防し、肩こりやイライラを防ぎます。
○食物繊維/5.7g:野菜のなかでは、ごぼうが水溶性(2.3g)、不溶性(3.4g)、両方のせんいを最も多く含む。コレステロールの低下、高血圧・動脈硬化・糖尿病の予防にはたらきます。便秘も解消します。
ごぼうのリグニンを100%生かす料理方法はささがきにする。
ごぼうの切り口から分泌し、時間が経つとふえるので、ささがきにし、しばらくおいて使うとよい。
ごぼうポリフェノールを100%生かす料理方法は水にさらしすぎない。
ごぼうは切ると茶色に変色するが、この色素は皮に豊富なポリフェノールがあるので、水や酢水に長時間さらさないほうがよい。しかも皮にはうま味成分があるので、包丁で汚れをこそげる程度にして皮は残すようにする。