れんこん料理 栄養 成分

れんこんの栄養成分と料理方法について
●れんこんの民間療法
民間療法では、タンニンには消炎・止血作用があり、胃や十二指腸潰瘍に効くとし、れんこんの、特に筋の部分をすりおろして絞り汁を飲むとよいとされる。また、この絞り汁は下痢止めにも良いといわれ、下痢のときに20〜30CCを飲むことをすすめている。
中国では、れんこんと梨をジュースにして飲むと、二日酔いののどの渇きをいやすという。
●れんこんの栄養成分
○ビタミンC
意外に多く、みかんの1.5倍近い含有量。コラーゲンの合成にはたらき、血管や皮膚、粘膜、骨を強くする。れんこんとタンパク質をいっしょに摂取すると、ビタミンCの美肌効果、抗がん作用、抗ストレス作用が強まる。
○食物繊維
れんこんの90%が不溶性の食物繊維。これが腸の運動を盛んにするので、便秘を改善して大腸がんを防ぐ。発がん性物質などの排出を促進する、タウリンの多い魚介類とれんこんを組み合わせると、動脈硬化を防ぎ、肝臓を強める。また、目の疲れにもよい。
★れんこんのビタミンC・ムチンを100%生かす料理方法は水溶性なので水にさらさない。
ビタミンCもムチンも水に溶けやすいので、水にさらしたり、下ゆでしないほうがよい。れんこんを薄切りにし、手早く炒めれば、ビタミンCの損失が少なく、粘りも残るのでムチン効果が期待できる。