青森ねぶたがフェリーで函館に到着

◎青森ねぶた搬入…港まつりに参加
 函館開港148周年記念函館港まつりに参加する青森ねぶたが18日、フェリーで函館に到着し、函館市内の倉庫に運び込まれた。ねぶたは、青森市在住のねぶた師、穐元和生(あきもと・わせい)さん作「項羽の馬投げ」。勇ましい武将と対峙(たいじ)する馬の姿が生き生きと再現されている。8月2日の「ワッショイはこだて」十字街・松風コースに跳人(はねと)とともに登場する予定。
 函館、青森両市が1989年に締結した「青函ツインシティ」のまつり交流事業の一環で、青森からは「ねぶた」、函館からは「いか踊り」が双方の祭りに隔年で参加している。ねぶたの来函は10回目。
 ねぶたは横7・2メートル、奥行き5メートル、高さ2・5メートルで、約3カ月間かけて制作された。約2200年前の中国・秦王朝末期の戦乱の時代に、楚の武将「項羽」が敵の馬を頭上高く持ち上げ、敵陣に投げ込んだとする伝説がモチーフ。勇ましい項羽の立ち振る舞いや、迫力ある馬がリアルに表現されている。
 港まつりは8月1日から同5日まで。青森ねぶた祭りは、青森市内で8月2日から8月7日まで開かれる。
函館新聞一部抜粋)