朝食べない小中学生増加

◎「抜く日ある」2割越す・・・精神状態に影響も
朝食を食べない子どもが増えている。北海道PTA連合会の調査でも、「朝食を抜く日がある」小中学生は二割以上だ。
 小学生は4%、中学生7%が朝ご飯をほとんど取らずに登校している。
「朝ご飯を食べないこともある」を加えると小学生は22%、中学生26%が朝食を抜く日のあることが分かった。
食べない理由のトップは、小学生の41%、中学生の52%が「時間がない」を挙げた。次いで「食欲がない」(小学生40%、中学生37%)が続く。「太りたくない」「用意していない」という答えもあった。また、「朝食を一人で食べる」と答えた人は小学生で24%、中学生で36%いた。
独立行政法人日本スポーツ振興センター」の2000年、全国児童生徒約1万3000人の食生活を調査。それによると、朝食を「ほとんど食べない」「食べないことがある」は1995年の調査に比べ、小学生が3ポイント増えて16%。中学生は1ポイント増の20%。欠食の子は増加傾向にある。
 子どもの普段の精神状態について調べると、「疲れる」は小学生88%、中学生95%で、「イライラする」もそれぞれ77%、84%に上った。いずれも朝食を取らない子や給食を残す子の方が食事をきちんと取る子よりもその割合が高かった。