函館ハリストス正教会クリスマスイブ

◎ハリストス正教会、イイスス・ハリストスの聖誕を祝う
 函館ハリストス正教会(イオフ馬場登神父)で23日、クリスマスイブ祈とうに当たる降誕祭前晩祷(こうたんさいぜんばんとう)が開かれた。国の重要文化財である復活聖堂の中は、聖像がろうそくの炎で照らされ、信者の聖歌や神父の祈とうが響き渡り、荘厳な雰囲気に包まれていた。
 正教会ではイイスス・ハリストス(イエス・キリスト)の聖誕を祝うクリスマスを降誕祭と呼ぶ。ことしは暦の関係などで、この日に前晩祷を行った。信者約20人のほか、市民や観光客ら約80人が訪れた。
 聖歌や祈祷文は、明治時代、日本に正教を伝道した聖ニコライによって訳された。聖歌は原語の雰囲気が残る美しい発音。神を賛美する言葉が約2時間40分間続けられた。
 聖歌が終わった後、馬場神父は訪れた人に対し、降誕祭や神の由来について説いた。
函館新聞抜粋)