農作物直売グループ函館「六輪村」

◎「六輪村」最優秀賞受賞…農村の暮らしと地域を活かす女性・高齢者グループ表彰
 【北斗市】北海道が主催する「農村の暮らしと地域を活(い)かす女性・高齢者グループ表彰事業」で、函館市の隣にある北斗市の農作物直売グループ「緑友会 六輪村」が本年度の最優秀賞に輝いた。22日に北斗市農業振興センターで表彰式が行われ、東寺代表は「10年間の活動が評価されて大変うれしい」と喜んでいた。
 六輪村は1994年に北斗市の農家の女性6人で設立。直売活動を行いながら、農作業や加工・収穫体験、大豆オーナー制度などを通じて消費者との交流を続けてきた。2001年度に同事業の「優秀賞」を受賞。03年度からは、地元の大型スーパーへの出荷も始め、販売額を拡大。05年2月には法人化を実現するとともに、加工体験工房を設立して豆腐製造業など新たな営業許可も取得し、消費者への事業メニューを拡大させている。
 授賞式は、渡島管内の農村女性が集まる「ウェーブネットおしまフォーラム」の中で行われた。参加者約200人が見守る中、渡島支庁産業振興部の石塚治部長から、東寺代表に賞状が渡された。東寺代表は「これからも地域のみなさんに喜ばれるような活動を続けていきたい」と決意を新たにしていた。
函館新聞抜粋)