じゃがいもの新品種を披露

◎じゃがいも、ソバ、たまねぎ 将来の“主役”新品種を披露
 独立行政法人・北海道農業研究センター(札幌)が開発したじゃがいもとソバ、たまねぎの新品種発表会が十七日、札幌市内で開かれ、農業関係者や消費者ら約五十人が将来を担うブランド作物に熱い視線を注いだ。
 研究成果を広く知ってもらおうと、同センターが初めて企画。本年度、農水省命名登録した六品種が披露された。
 じゃがいもは、皮も実も赤い「ノーザンルビー」、紫の「シャドークイーン」、黄色の「インカのひとみ」と、フライドポテトに適した「こがね丸」の四品種。開発に携わった研究者は「国産じゃがいもの消費量は年々減少している。食味がよく、色鮮やかな『カラフルポテト』で、新たな需要を掘り起こしたい」と語った。
 このほか、風で茎が倒れにくく実の付き具合が良いソバ「キタノマシュウ」。
動脈硬化などの予防効果があるケルセチンを従来品種より25%多く含むたまねぎ「クエルリッチ」も紹介された。新品種を素材とした料理の試食会も行われ、参加者はゆでたてのイモを食べ比べ、品種に適した調理方法の説明などを受けた。
北海道新聞抜粋)