函館市の人口

函館市の人口29万4264人…前回比1万1047人、3・6%減 国勢調査確定値
 総務省がこのほど発表した2005年国勢調査の人口や世帯数の確定値によると、函館市の人口は29万4264人(男性13万4868人、女性15万9396人)で、2000年の前回調査(旧4町村含む)より1万1047人、3・6%減少した。北海道の人口は562万7737人で、前回より5万5325人、1・0%減だった。札幌圏への一極集中が、前回よりも進んでいる。
 函館市の人口減少数は全道市町村中最多で、釧路市とともに1万人を超えた。ただ、人口18万1516人の釧路は、減少率が5・3%(1万223人)と高い。道内で最も減少率が高かったのは上川管内音威子府村で、19・8%(264人)減少し1070人だった。渡島管内では福島町が13・2%(898人)減の5897人で減少率全道6位、長万部町が12・8%(1029人)減の7003人で、同8位。
 函館を含む渡島管内の人口は44万9435人で、前回より3・4%(1万6044人)減少した(いずれも旧熊石町含む)。桧山管内は4万6996人で、同7・9%(4032人)減(同熊石町含まず)だった。
 函館市を除く渡島管内では、合併前の旧上磯町が3万7258人でトップ。続いて七飯町が2万8424人、熊石町と合併した八雲町が2万131人、砂原町と合併した森町が1万9149人、合併前の旧大野町が1万798人と続く。
 道内14支庁で人口が増えたのは、札幌市を抱える石狩管内だけで、3・0%増の231万15人だった。うち札幌市は3・2%増の188万863人。札幌周辺の江別、千歳、恵庭、北広島、石狩の5市も増加し、札幌圏への一極集中がさらに進んでいる。
 人口の道内2位は旭川市の35万5004人(前回比1・3%減)で、函館市は3位。
函館新聞抜粋)