08年度からメタボリック

健康診断で「腹囲」測定
2008年度から厚生労働省方針「メタボリック」に着目。
2008年度から40歳以上の人が受ける新しい健康診断の検査項目と判定基準が決まった。内臓脂肪の蓄積に高血圧や高脂血症高血糖が重なり生活習慣病の危険性が高まる「メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)」の考え方を導入したのが特徴で、これまで実施していなかった腹囲(へそ回り)の測定を必須とする。
内臓脂肪症候群は、腹囲が「男性85㌢、女性90㌢以上」で、さらに高血圧や高脂血症高血糖のうち二つ以上に当てはまる場合。それぞれが定められた数値以上に悪ければ治療のため医療機関の受信を勧めるが、数値が低くても内臓脂肪症候群の該当者や、生活習慣病の危険度が高いと判断された人は「積極的支援レベル」と判定し、3〜6ヶ月間、生活改善や禁煙、運動などの保健指導をする。
それに次ぐ危険度の人は「動機づけ支援」として、生活改善などの指導を一回実施し、それ以外の受診者には生活習慣病に関する情報を提供する。
北海道新聞一部抜粋)