厳しい残暑、8月は60年ぶり少雨か

 8月26日の函館市内は、相変わらずの残暑に見舞われ、最高気温は午後零時51分に28・2度を観測。平年の24・9度を3・3度も上回った。上空はさわやかな秋を感じさせる青空だったが、市民らは「暑さはいい加減にして」と言わんばかりの表情を見せていた。
 函館海洋気象台によると、27日も高気圧に覆われ、好天となる見込み。今月の降水量はこれまで、18日の23ミリと24日の0・5ミリの計23・5ミリ。8月の平年値は160・9ミリで、14・6%にとどまっている。
 8月の降水量で最も少ないのは1876(明治9)年の5・1ミリ。戦後では1946(昭和21)年の8・9ミリで、同年以来60年ぶりの少雨となる可能性も。また、同年の日照時間は253・2時間だったが、ことしは25日現在129時間と平年並み。曇りの日が多く、蒸し暑い日が続いたことをうかがわせる。
 同気象台の予報では、29日ごろ、気圧の谷の影響で雨が降る見込み。
函館新聞抜粋)