じゃがいも 悪玉減・善玉増発見

◎じゃがいもにコレステロール悪玉減・善玉増
 じゃがいもに含まれているアミノ酸の結合物質ポテトペプチドが、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やす高い効果を持つことを、帯広畜産大学の福島道広助教授(栄養生化学)らのグループが突き止めた。
 ポテトペプチドは複数のアミノ酸が結合した物質で、タンパク質が分解する過程でできる。研究では、大豆タンパク質からでき、悪玉コレステロールを減らす効果が知られている大豆ペプチドとポテトペプチドを、同じネズミに4週間ずつ餌として与え、血中コレステロールの変化を調べた。
 この結果、ポテトペプチドを与えると、大豆ペプチドを与えた場合に比べ、悪玉コレステロールの量が約一割少なかった。善玉コレステロールの量は約二割多く、中性脂肪は約三割少なかった。
 悪玉コレステロール動脈硬化血栓症の原因とされ、善玉コレステロールには悪玉を血管から取り除く作用があるとされる。大豆ペプチドはすでに機能性食品に使われているが、ポテトペプチドにこれを上回る効果が確認できた。
(2006.06.07北海道新聞抜粋)
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