遺伝子組み換え作物(2)

遺伝子組み換え(GM)大豆を食べたラット(実験用ネズミ)の子の半数が、3週間以内に死亡したという研究結果を発表したロシアの科学者がこのほど札幌を訪れ、遺伝子組み換え(GM)農作物を食用にすることに強い疑問を投げつけた。
一方、効率的な品種改良などを目的に遺伝子組み換え(GM)作物の普及を推薦する立場の団体もこれに先立ち、この研究を批判するセミナーを開き、安全性をめぐる論争が展開された。
この研究結果は、ロシア科学アカデミー高次神経機能・神経生理学研究所のイリーナ・エルマコワ博士が2005年10月に発表。
生活クラブ生協北海道などで組織する実行委員会が7月10日に札幌市内で開いた講演会には、市民約200人が訪れた。
北海道新聞一部抜粋)