農作物生育情報

◎農作物・生育の回復進む、水稲は渡島7日、桧山8日遅れ
 渡島、桧山両庁は7日、農作物の生育状況(8月1日現在)をまとめた。7月中旬以降、渡島では気温がわずかながら平年を下回ったが、日照時間がほぼ平年並みに戻ったため水稲を中心に生育の回復が進んだ。桧山は北部を中心に天候が回復せず、各農作物とも成長の遅れが目立っている。
 水稲は渡島が平年に比べ7日、桧山が8日の遅れ。渡島では茎数が平年の95%と、7月15日現在の69%から大幅に回復しており、出穂期(しゅっすいき)を迎える今後10日間ほど天候に恵まれれば、平年並みの収量が期待できそう。一方、檜山は茎数が平年の89%、茎丈も81%と成長の遅れが目立ち、今後の天候回復に期待がかかる。
 収穫期を迎えているじゃがいもは、渡島では3日の遅れながら収穫時期の天候に恵まれ作業状況は順調。桧山の露地栽培は8日の遅れで収穫作業も進んでいない。
 てん菜は渡島で平年を2日上回る順調な成長ぶり。桧山は依然4日の遅れ。牧草は渡島で3日、桧山で6日の遅れで2番草の収穫が進んでいない。サイレージ用トウモロコシは渡島、桧山とも7日の遅れ。
 渡島のリンゴは2日の遅れだが、果実の肥大は順調。桧山の秋まき小麦は8日の遅れ。南部では収穫終盤、北部では間もなく収穫となる。桧山の大豆、小豆は共に7日の遅れが続いている。
函館新聞抜粋)