スルメイカ漁6月1日に解禁

◎前年比91%増4757トン…桧山管内スルメイカ水揚げ量
 6月1日に解禁された桧山管内のスルメイカ漁(速報値)は、7月末現在の水揚げ量が、深刻な不漁だった2004年・05年を大幅に上回る4757トン(前年同期比91%増)で、水揚げ額も11億5285万円(同35%増)に達したことが、ひやま漁協(乙部町)と桧山支庁水産課のまとめで分かった。
 7月の管内全体の水揚げ量は3101トン(前年同月比215%増)で、水揚げ額も7億6603万円(同91%増)。過去最低水準だった04年、不漁が続いた05年と比べて、量・額ともに大幅に増加。01年以降の月別漁獲高と比較すると、水揚げ量は過去3番目、水揚げ額は最高の水準に達した。
 中でも、乙部町は7月の水揚げ量が昨年の22倍強に達する380トン、水揚げ額も13倍強の1億63万円に達するなど、大幅な増加となった。
 同支庁や江差町は「数年間の不漁と原油高が、漁業者の経営にも影響を及ぼしており、8月以降も好調な漁模様が続くことを期待したい」と話している。
  また、6・7月の平均単価は1キログラム当たり242円(前年同期29・7%減)。7月の平均単価は247円(前年同月比39・5%減)だった。
函館新聞抜粋)