甘いいちごに抗ガン作用

C型肝炎や大腸がんを防ぐいちご
今が旬のいちごは品種改良が進み、ぐんと甘味が増した。昔は多量のメチルサリチル酸を含みすっぱさが目立ったので、コンデンスミルクをかけて食べた。だが、現在は「とちおとめ」をはじめ先端部の糖度13度〜15度、ヘタ部は12度〜13度と、スイカやモモ並みの甘さを持つ果実になった。
そんないちごに、赤い色素(アントシアニンエラグ酸)やケルセチン、ケンフェノール、ビタミンCによる抗酸化・抗脳老化・抗アレルギー作用があることが判明した。
最近は、アントシアニンエラグ酸を多く含む「抗がんいちご」や、もともといちごに少量含まれるC型肝炎や大腸がんを防ぐラクトフェリンを大量に含む「ラクトフェリンイチゴ」などの開発が進み、数年で市場に出回る可能性がある。
函館新聞抜粋(2006.06.28)