函館の海産物は新鮮

■函館は海産物が1位…釧路公立大センター食のイメージ調査
 函館の海産物は、全国でナンバーワン? 釧路公立大地域経済研究センター(釧路)などがまとめた「食のイメージ」についての調査で、こんな結果が出た。地元・道南に寄せる観光客の根強い人気を裏付けた格好だ。
 調査は、同センターと財団法人日本交通公社による共同研究で、昨年10月に全国の18歳以上の男女4000人に郵送。2440人(回答率61・0%)から回答を得た。
 北海道は、道内全域と函館を含む主要6都市の7区分を設けた。本州地域は仙台、伊豆、信州、金沢、京都、博多、沖縄など19カ所。北海道に来たことがある人は58・6%、函館は44・5%だった。
 このうち「食材のイメージ」の項目で、函館の「海産物がおいしい」と答えた人は、79・7%でトップ。道内全体が73・5%、根室が69・1%、伊豆の66・0%を上回り、高い水準を誇った。
 また、「料理のイメージ」では「新鮮な素材が手に入る」と答えた人が58・6%。道内全体では63・6%だった。
 同センターの小磯修二・同大教授は「食材を武器にほかの項目のレベルを上げることで、函館は国内最大の観光都市になり得る。地元が連携して長所を伸ばし、強力な支援体制の構築を期待する」と話している。
函館新聞抜粋(2006.02.07)