新五稜郭タワーがオープン

 特別史跡五稜郭跡の全景が見渡せる新タワー(函館市五稜郭町43)が4月1日、オープンした。待ちわびた大勢の市民や観光客らが早速、展望台に上がり、眼下に広がる眺望を満喫した。
 旧タワーの高さ60メートルから、避雷針を含め107メートルとなり、高さ90メートルの展望台からは、五稜郭の星形がはっきりと望め、函館の街並みを360度楽しめる。また五稜郭の復元模型や歴史を伝える年表、絵図面なども展示され、抜群の景色はもとより、五稜郭の歴史も学べるスペースとなった。
 地上から最上階の展望台まで、エレベーターで約30秒。来場者は扉が開くと同時に、「わー、すごい」などと歓声を上げ、身を乗り出すようにして眺めに見入っていた。
 家族旅行で山梨県富士河口湖町から訪れた主婦、大石愛子さん(67)は「初めて来た函館の景色を一望できて感激した」と話していた。
 タワーの営業時間は4月20日まで午前9時〜午後6時、21日から10月20日までは午前8時〜午後7時。無休。展望料金は一般840円、中高生639円、小学生420円、乳幼児は無料。団体料金などもあり。
函館新聞より抜粋