EPA:エイコサペンタエン酸

■身体の見方EPAを摂って生活習慣病から身体を守ろう
EPA】動脈の弾力性保持作用:血管をしなやかにします。
脂質代謝改善作用:トリグリセリドや総コレステロールを下げます。
赤血球変形能改善、血小板凝集抑制作用:血液をサラサラにします。
【いわし】血液をサラサラにして生活習慣病を予防するエイコサペンタエン酸(EPA)が豊富です。旬の秋には、脂質含量が16%に上昇します。
【さんま】EPAや脳細胞を活性化するドコサヘキサエン酸(DHA)が豊富。10月頃が旬で、脂肪含有量は18%ほどになります。秋三陸海岸を南下する「下りさんま」は絶品です。
かつお】旬は「初がつお」と呼ばれる初夏と「戻りがつお」と呼ばれる晩秋。「初がつお」は脂肪は少なく、良質なたんぱく質を含みます。
【まぐろ】種類や部位で栄養価に違いがありますが、いずれも良質のたんぱく質、脂質、ビタミンに富んでいます。EPADHAの含有量も多いほうです。
【さけ】良質のたんぱく質に富み、EPADHAも豊富です。特に秋のさけは脂質の他にもビタミンD、血行を良くするビタミンEなどを多く含みます。
【さば】収穫されたものは脂肪が20%にもなり、うま味を増します。EPADHAともに多く含みます。多少、味にくせがあるので、しょうがやねぎなどと合わせて調理します。
あじ】味にくせがなく、食べやすい魚です。脂質はあまり多くありませんが、EPAやHDAが豊富です。夏が旬です。
【ぶり】旬の冬にはEPA,DHA、ビタミン類の含有量がピークになります。また、コレステロール代謝促進に役立つタウリンも豊富です。
【うなぎ】土用丑の日に食べると夏バテを防ぐといわれています。たんぱく質EPADHA、ビタミンAをはじめとした各種栄養素に富み、栄養価の高い魚です。
【たい】旬は春と、脂肪がのってくる晩秋から冬で、良質のたんぱく質を含みます。EPA,DHAタウリンも豊富です。
(監修:共立女子大学家政学部 教授 井上修二)引用