糖尿病とは（２）

■食事が基本となる糖尿病の予防と治療
糖尿病の予防法は、その治療法と同じく食事が基本となります。過剰な栄養の摂取は、実は生命の寿命を短くします。食事とは一人ひとりの身体活動に見合った適正なカロリーを、バランスよく食べれば最大の健康法といえるでしょう。食事のカロリーは、標準体重と活動量から決められます。この療法で大切なことは、全体のカロリーを守るだけでなく、糖質・脂質といった栄養をバランスよく取り、食後１５分程度のウォーキングなどの運動を加えると最適です。
■たまねぎの血糖値を下げる効果に注目！
血糖値の上昇をおさえる働きとしては、まず硫化アリルがあげられます。これはたまねぎに多く含まれ、とくに生食が効果的といわれます。つぎにカテキンも血糖値を下げますが、これはヤーコン茶や緑茶に多く含まれています。ヤーコン芋やごぼう・こんにゃくなどの食物繊維も、糖質や脂質の吸収速度を抑え、血糖値の上昇を緩和する作用があります。基礎代謝を高めるために、ビタミンやミネラルもたくさん摂取しましょう。ピーマンやししとうがらし、ブロッコリーなどに含まれるビタミンＣは、脂肪の代謝を促進し、しいたけに含まれるビタミンＢ6やミネラルも有効です。
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